第1回 投球障害の予防と治療

投球障害の予防と治療

医療現場での投球障害に対する治療と、投球障害予防について

一口に投球障害と言っても、投球時のみ痛みがでるものもあれば日常生活に影響を及ぼすものまで様々な症状があります。
症状が出た時に一番悪いパターンは「安静にすれば治るだろう!?」という安易な考えで痛みが引けばまた投げるという悪循環を繰り返すことです。
そして限界に達してから病院に訪れるという選手が多数います。

病院に来るまでに時間がかかったお子さんの中には、コーチに「放っておけば治る」とか「根性で投げろ」という例もありました。これでは指導ではなく死導になってしまいます。コーチは選手が怪我をする前に信頼できる病院を調べ、選手が痛みを感じた時点ですぐ受診させるように心がける必要があります。それが怪我を重篤化させない事につながります。少しでも痛みを感じたら肩や肘のスポーツ障害を専門的に診ている病院を受診することをおすすめします。MRI等の最近の医療機械と診察、投球フォームのチェック等で単なる疲労なのかあるいは損傷してる部位があるのかを診断することは可能です。

治療について

治療は大まかに言うと理学療法手術になります。ほどんどの方が理学療法で改善が見られ、まれに手術が必要な方もいます。投球障害の理学療法は電気、鍼、マッサージに加え筋トレ、ストレッチ、投球指導を選手個人に合して行いますが、大会が近い選手を除けば投球指導が一番大事です。電気、鍼、マッサージ等は、あくまで一時的な鎮痛が目的です。それらの治療で痛みがとれたとしても、また悪いフォームで投げていると必ず痛みはでてきます。 これは手術した場合でも同じで、手術をしたからどんな投げ方をしても大丈夫という分ではなくその後のリハビリ、投球動作を自分自身で考え指導を受ける事で怪我の予防に繋がります。投球障害を発症した選手や、予防につながるストレッチ方法が下の写真です。是非やってみて下さい。次回は投球指導の概論についてお話します。


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