第3回 投球障害の予防と治療

今回は、投球指導の概論についてお話します。

怪我をして来院する選手には、ある共通点があります。体の固い選手が9割以上で、練習にしっかりとした柔軟体操を組み入れてない場合が非常に多いようです。 体の柔軟性が損なわれると体全体の協調性が低下し、肩や肘にストレスがかかるフォームを自然にとるようになっていきます。 手投げを防ぐためには全身の力を上手く使うことが大切です。 当院では投球指導を行う前に体の機能評価を行います。評価を行うことで体のどの部分がとくに悪いかをチェックし投球指導に結びつけます。例えば右投げの選手の場合、上体を反らして投球している時には、股関節の機能低下と大腿後面の筋肉(ハムストリング)の柔軟性の低下を合併してるケースが多く、下半身の動きが出ない分、上半身に無理をかけるフォームになっていきます。こういった選手にいくら状態を反らさないように指導しても、まず下半身の柔軟性を取り戻させなければ絶対にフォームは改善されないので柔軟体操は非常に大事なのです。 次回も引き続き投球指導概論と各論についてお話します。


この記事をシェアする

関連記事